同窓会について
同窓会からのお知らせ
 
水高同窓会について
  本部   

岩手県立水沢高等学校
同窓会会長 長野 耕定

同窓会ホームページリニューアルにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

会員の皆様におかれましてはご健勝でご活躍のほどお喜び申し上げます。また、日ごろは同窓会活動に対してご協力を賜りまことにありがとうございます。心から厚くお礼申し上げます。

本同窓会は、「会員相互の親睦」と「母校の教育支援」を通じて母校の発展に貢献することを目的として昭和32年に設立されました。その後、各支部が設立され、現在に至っています。
我々同窓生にとって母校の更なる発展と活躍は、勇気づけられ励みになるものです。
当HPは、水沢高校同窓会関東支部のご尽力で大幅に改定され、懐かしい水高を感じることができる場として生まれ変わりました。
当HPが、創立以来百余年の歴史と伝統を背負う「水沢高校」という絆で結ばれた会員相互の親睦と、母校発展の一助となってくれることを願っています。

最後になりましたが同窓会会員の皆様方のますますのご健勝とご活躍を心から祈念申し上げます。

【活動方針】

・会員相互の親睦を図る。
・母校の更なる発展のために、物心両面にわたって支援する。

【水沢高等学校同窓会設立の経緯】

本校同窓会は、昭和32年に設立されました。昭和63年3月発行の同窓会報第17号でそのときの経緯について記載されています。

以下にその記事を掲載いたします。昭和63年3月発行 同窓会報17号より。

同窓会設立の頃

水高同窓会 初代会長  今泉博司

春三月、会員の皆様方にはご健康でお過ごしのこととお慶び申し上げます。 会員の方々には、それぞれの職場で、学校で、あるいはご家庭で、水高出身者としてがんばっておられることを会員名簿が新しくできるたびにうれしく拝見いたしております。 同窓会も創立30周年を迎えて、母校水高もますます学業に、スポーツに力を入れられ、新聞に水高の字を見るたびに在校当時を思い出し、うれしく思っております。

昭和20年(終戦の年)私は旧制黒沢尻中学に入学しました。小学校の同級生は一関と黒沢尻にわかれて進学しました。
中学時代は晴耕雨読と勤労奉仕でしたが、8月の終戦で先生は教科書が使えないことから自習の多い、参考書での勉強の1年でした。
昭和21年に学生改革の話の中で、旧制水沢中学校が現在の市役所地に開設され、水沢から一ノ関、黒沢尻中学への通学生が2年生として戻って、1年ぶりに懐かしい顔がそろい男女共学が始まりました。
水中1年生は新しく募集されましたが、3年生、4年生は水沢商業、女学校の諸兄姉でした。 初代校長は東京在住の河野光男先生、教頭は水沢で健在の後藤五郎先生でした。階段教室を始めたりして楽しい毎日でした。
学制改革で無試験で高校生になり、昭和26年3月、無事卒業し、市内の会社に就職できました。

前段が長くなりましたが、同窓会設立当時に触れてみたいと思います。
あれは確か昭和33年の夏だったでしょうか。当時の水高の校長先生は安彦専一先生でした。 校長先生から会社に電話があり、相談があるので学校に来てほしいとのことでした。早速仕事を抜けて学校に出向きました。
今の高校の校舎での勉強の経験はぜんぜんありませんでした。 校舎(本館)は鉄筋コンクリートで立派で、残工事などが行われていました。私たちは前小学校高等科の校舎と金ヶ崎から持ってきた兵舎で廊下との仕切りは障子の窓という校舎でした。終戦直後のことです。

校長室で校長先生から同窓会設立の話を相談されました。一緒に聞いたのは4回卒の伊藤剛雄さんでした。 水沢高校も新しい時代に向かって新しい校舎もできつつあり、グランドも広く、敷地は東北一の広さであり、先生方も立派な水高を作るよう頑張っている。だが、水高にないのは同窓会で、なんとか水高にもつくろうではないかということでした。
突然のことでしたが、盛一にも一ノ関、黒高にも同窓会は中学から引き継がれてありました。 たしかに水高にないのはおかしい。しかし、考えてみれば水高だって前身の女学校があり、大正2年に実女1回卒の諸姉が居り、同窓会があった。そのまま、引き継いでよいのではないかと思いました。
校長先生は、終戦で高校となり、新しい学校に、新しい組織として作ってはどうかとの話であった。卒業生として同窓会の必要性は肯定しても否定できるものではなかった。 それから役員の話に移っていった。
私たちは25歳で若い。女学校の延長でも良いのではないか。実質的に動ける若い方が良い。若者には若さがあっても経験がないので弱いとか。
会長にといわれたときは、びっくりした。25歳で未婚の若者には経験がないだけに世の中のことはわからないと辞退し、市内居住者の同級生の名前をあげ検討したが、結局会長に私、副会長に高女卒の菅原ヒサ先生と伊藤剛雄さんのメンバーでやることになったわけでした。

現及川現悦郎会長を中心に着々と事業を拡げ、水高の名前をグローバルに拡げ、ますますの発展と会長の皆様のご健勝を祈念いたします。

【同窓会の歩み】

昭和32年4月 今泉博司会長のもと水高同窓会発足

昭和33年8月 水高同窓会員名簿第1号発行

昭和38年2月

同窓会臨時総会 体育館建設協力決定

昭和38年4月

体育館建設促進委員会発足  同窓会費30円に値上げ

昭和40年5月

水高同窓会東京支部結成

10月

同窓会報第1号発行

12月

水高同窓会盛岡支部結成 水高同窓会気仙支部結成

昭和41年7月

水高同窓会員名簿第2号発行

8月

同窓会用地購入

11月

同窓会報第2号発行

昭和42年1月

水高同窓会仙台支部結成

4月

同窓会費50円に値上げ

6月

水高同窓会館建設及び体育館建設協力のため総額500万円の募金開始

昭和43年6月

新体育館落成(200万円を同窓会で協力)

昭和44年1月

水高同窓会北上支部結成

2月

水高六十周年記念会館建設委員会発足

6月

篤志募金200万円の募金運動開始 昭和45年4月 同窓会費70円に値上げ

5月

水高六十周年記念館竣工 水高六十周年記念造園

6月

水高創立六十周年記念式典挙行 「水高六十年史」発刊

10月

記念館に食堂開設

昭和50年12月

水高新築落成記念事業募金活動開始

昭和52年10月

水高新校舎落成記念式典及び祝賀会挙行 水高育英会独立発足 水高同窓会名簿第3号発行

昭和53年10月

水高同窓会江刺支部結成 図書館に水高OBコーナー開設

昭和55年9月

水高創立七十周年記念式典挙行 水高同窓会釜石支部結成 水高同窓会名簿4号発行

昭和58年

水高部活動激励金支給制度発足

昭和59年

水高旧校舎記念碑建立

昭和60年2月

水高同窓会館(記念館)大改修 水高同窓会会員名簿第5号発刊

8月

同窓会総会

昭和61年3月

水高同窓会一ノ関支部結成

昭和62年9月

水高同窓会創立三十周年記念総会及び記念講演会(講師 俵萌子 氏)開催

昭和63年3月

水高同窓会員名簿第6号発刊

7月

同窓会江刺支部創立10周年記念植樹(野球場バックネット裏に槻5本)

11月

創立八十周年記念事業推進委員会設立総会

平成元年 8月

同窓会定期総会にて研修会館建設・記念誌の刊行・会員名簿の刊行・記念式典・祝賀会の四大記念事業を確認 同窓会として7,500万円目標の募金(一口二万円)開始

平成2年3月

同窓会報第19号発行 全会員へ募金協力のお願い 水高創立八十周年記念研修会館建築地鎮祭挙行・着工

7月

水高同窓会前沢支部結成

8月

同窓会報号外発行 再度の募金協力依頼 研修会館完成「志学館」と命名 定礎式

9月

水高同窓会胆沢支部結成 同窓会報号外発行 最後の募金依頼

10月

水高創立八十周年記念式典挙行

平成3年2月

「水高八十年史」発刊 水高同窓会員名簿第七号発刊 同窓会報20号発刊

平成12年9月

創立九十周年記念事業協賛会

10月

創立九十周年記念式典・記念講演会  「九十年誌」領布

平成20年

創立百周年記念事業協賛会設立準備会

平成21年

創立百周年事務局の部屋を志学館2階に正式に設置

5月

創立百周年選任事務局員1名配置

8月

同窓会・創立百周年記念事業協賛会総会

平成22年9月

創立百周年昇龍館(屋内運動場)引渡し式

10月

創立百周年記念式典

平成23年8月

同窓会定期総会にて及川源悦郎同窓会長が退任 新同窓会長に長野耕定氏に就任

【歴代同窓会長】

初代会長:今泉博司(高校3回) 昭和32年4月~昭和33年8月 第二代会長:高橋力子(実女14回) 昭和33年8月~昭和35年8月 第三代会長:菅原ヒサ(実女10回) 昭和35年8月~昭和49年8月 第四代会長:及川源悦郎(高校3回) 昭和49年8月~平成23年8月 第五代会長:長野耕定(高校19回) 平成23年8月~

【同窓会組織】

水高同窓会についてのメニュー「組織図」から参照のこと

【同窓会活動】

1 育英事業

経済的に大学進学をためらう生徒に対して水沢高等学校独自に行っている育英会事業。 毎年、4名前後の卒業生に対して月額5万円(年間60万円)を無利子で貸与。 現在、14名の生徒に貸与している。また、40名の卒業生が大学卒業後に返還中。 予算の原資は、繰越金、返還金、寄付。

趣旨に賛同され寄付をお願いできる方は、下記宛お振込みをお願いいたします。 (振り込み手数料がかかります)
ゆうちょ銀行 口座記号 02340-2 口座番号 3773
加入者名 水沢高校育英会
※ 振り込み手数料無料の振込用紙をご希望される場合は、水沢高校同窓会育英事業担当者までご連絡ください。郵送いたします。
Tel 0197-24-3152 水沢高校職員室

2 部活動支援事業

① 東北大会・全国大会激励金

部活動等で、東北大会以上の大会に出場する生徒に対して、同窓会一般会計から次の支出基準で補助する。 支出基準:全国大会〈個人6,000円、団体80,000円〉 東北大会(個人4,000円、団体50,000円〉

② 合宿補助

本校のセミナーハウス「水龍館」で宿泊を伴う合宿をする際に布団代を補助している。

3 その他

① 卒業生への卒業記念品

特製文鎮 印鑑

② 校歌・応援歌CD配布

平成18年度に音楽部と連携して、校歌・応援歌の原盤を製作。この原盤からCDを作り、入学生に配布。

③ 文化祭活動

文化祭で同窓会として「水高まんじゅう」を販売。平成24・25年度は益金を沿岸被災校である大船渡高校へ寄付、平成26年度以降は「いわての学び希望基金」へ寄付。

④ その他