稲刈りしたあと写真のような「ほんにょ」や棚に稲をかけしばらく天日干しする風景が、我が胆沢平野の秋の景色だったが、最近はそうでもないようだ。
コンバインは稲を籾殻と藁に分別してしまう。分別された籾殻は、工場で急速乾燥をして脱穀する。どうりで新米の出回りが早いわけだ。
農家は自分の家で食べる分は、ほんにょにかけて自然干しを行い、籾殻のまま保存、食べるとき脱穀するようだ。
農家の人はどうすれば米がおいしく出来るかはわかっているわけで、愛着もそれなりにありながら、促成で出荷するのはそれなりの事情があるからなのだが、どうにかならないのだろうか。