水高 020923
水高同窓会Hp事務局日記
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2007/11−2014/10 の書庫です。投稿はできません。

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No.176 胆江日日新聞 百周年記念大特集  事務局子 2010/09/18(Sat) 08:12
  母校の百周年記念式典まであと一ヶ月に迫りました。日本を代表するテノール、福井敬さんを聴くことができるだけでも行く価値があるというものです。

 また高校野球秋季大会は、昨日17日が開会式、19日が初戦です。9時から金ヶ崎森山球場ですから、しっかり応援して確実の勝利をものにしたいものです。

 ところで、地元紙の胆江日日新聞社が、式典当日、16日付けで6ページにわたる「水高創立百周年記念」特別版を出すそうです。
 ついては協賛広告を募集しています。別に頼まれたわけではありませんが、紹介させていただきます。

・項目:協賛広告
・サイズ:横4センチ×縦6.6センチ 1コマ コマ数は何コマでもいい
・料金:10500円(1コマ)
・連絡先:営業部
 電話:0197-24-2244
 FAX:019722-5675
 Mail:tanoko@marble.ocn.ne.jp

企業・商店・医院などの広告でも、個人の名刺広告でもよろしいかと存じます。地元を離れて暮らされているOBの方は、年賀状替わりにでも出されたらいかがでしょう。また地元のOBの方も、この日の刷り部数は平常の数倍になるでしょうから、コストパフォーマンスもよろしいかと存じます。
 
 胆江日日新聞社さんも、奥州市東京事務所に一定の部数を寄贈願えたら、奥州市としても、来場誘致につながるかと思います。その際はこのサイトで告知させていただきます。

 以上、勝手なことを申し上げました。


No.175 高校生クイズ選手権:けっぱれ!後輩諸君  事務局子 2010/08/29(Sun) 10:34
酷暑の8月もようやく終わろうとしていますが、9月もこの気候が持続しそうです。
 水高の百周年も、10月の式典までもう2ヶ月を切るところまで迫りました。
 8月末が式典出席の締め切りだそうですので、迷っている方は、週明け手続きを是非お願いします。

 式典のプログラムが掲載されていますが、特別講演としてお二方のOBの方がご協力くださいました。日本を代表するテノール、福井敬さんとスポーツ選手のマネジメントの日本でのさきがけ、菊地広哉さんです。福井さんは説明の必要はありませんが、菊地さんもなかなかです。日本のアスリートが力があれば海外で活躍していることも、野球やサッカー以外のアスリートが、スペシャリティでもって生活できるのも、菊地さんたち裏方が基盤整備とマネジメントをしているおかげなのです。水高は奥州地域の人材のインキュベーターとして、幾多の人材を輩出していますが、学問や経済・官界に偏らない点では、地域のセンター高としては突出したものをもっていることを象徴しているようでうれしい限りです。

 ただ東京一極集中の現在では、地域のとどまっているのは、成長にとって必ずしもいいことではないので、現役の後輩諸君には是非アンテナを高くしてもらいたいものです。

 その意味では、俳句甲子園をはじめとした、非スポーツ系部門の後輩諸君の活躍には目をみはるものがあります。
頭のいい高校生の活躍の機会として、数学五輪、科学五輪といった新聞の全国記事になるようなイベントがありますが、テレビ局の企画だとしても、最も関心があるのは、クイズ高校生選手権(日本テレビ)でしょう。
 今年の大会は、9月3日に放送されますが、水高(小林・松本・高橋チーム)が岩手県代表として出場することになりました(収録済み)。この選手権のレベルは異常に高く、知識、瞬発力、応用力、ユーモア、駆け引き全てに長じていないとなかなか太刀打ちできないものです。仮に文章にして3行程度の問題があったら、1行目の半分くらいで、ボタンをおさないと、解答権が取れないんです。

 前回、出場の時、見ていたら、水高は47都道府県代表+5.6高の推薦出場高の中で真ん中くらいの成績でしたが、2時間の間まったく画面に映りませんでした。テレビ局は商売なので、開成、灘、ラサールといった超進学校や、早慶のブランド校、浦和、千葉、水戸一といった関東の名門校が中心に編集されてしまうのはしょうがないのですが、世の中不平等があるのは当然、出場選手にはいい刺激になるし、決勝トーナメントに進出すれば無視されない機会平等になります。

 後輩諸君にはあらゆる機会をとらまえて、外気にあたってほしいものです。しかし、小林くん、松本君、高橋君、いい経験したね。

 今週の金曜日の夜はテレビ桟敷で母校を応援しよう。


No.174 同窓会本部総会に行こう  事務局子 2010/08/14(Sat) 09:31
 台風一過の爽やかなお盆、いかがお過ごしでしょうか。
 本日は本部同窓会の総会・懇親会です。詳細は「同窓会通信」に掲示してありますが、午後2時から水沢グランドホテルが会場です。
 地元の方、帰省中の方、出たことのない方は敷居が高く感じるかもしれませんが、一度行くとそこはそこ、同じ龍が丘に集った仲間です。すぐ打ち解けます。

 先輩の話を聞くもよし、同級生と旧交を暖めるもよし、特に若い方、現役の学生さんも会員です。あるいは親が水高というケースも多々あるかと尾見ます。親子で出かけるのもいいですよ。OBの親が現役の水高生の子供と行くというのも社会経験上結構かと思います。

 是非、皆様お出かけください。


 写真はOBの方の実家のお盆の盆飾りです。メキシカンな飾りかぼちゃがないと水沢のお盆でないですね。


No.173 夏休みはふるさとの町歩きをしませんか  事務局子 2010/08/01(Sun) 10:34
 いよいよ8月になりました。水沢町内だとすれば、子ども会の各行事、七夕、ざっつぁかなどのお盆プレ行事が続いたあと、いよいよ本番のお盆突入という、一年でももっともハレの日が集中した日々が始まります。
 ふるさとを離れた人は、大体今週、来週あたりが帰省の山になります。地元の方々もお盆休みということになります。夜中の同窓会の流れのバカ騒ぎも程度にもよりますが、まあいいかといったところですか。
 
 地元の方も帰省する方もこの夏休み、はてどうするかと思案するところですが、どうでしょうか、ふるさとの町中の探訪はいかがでしょうか。
 地方都市の市街地の過疎化が進展し、買い物は郊外のショッピングセンターになりがちですが、ここはご自身が住んだ、遊んだ、買い物をした町内散策は記憶の蓄積がある分贅沢な楽しみになりますよ。
 ふるさとの紹介が、自分自身の水沢町内に偏り勝ちになるので、過日帰省した折、金ヶ崎、前沢、岩谷堂を駆け足で探訪してみました。どういうわけか金ヶ崎にうなぎの専門店があったり、前沢にクラッシックな商人宿があったり、岩谷堂の蔵町モールからは離れたところの路地に、おいでおいでと引き付ける居酒屋があったり、随分、魅力的な事物を発見しました。
 水沢町内でいえば、横町はすっかり再開発されていますが、大町は、アーケードが取り除かれた再開発途中の佇まいがいいんです。アーケードを設置する時に、商店の二階部分は手付かずで隠されてしまったので、今現在、昭和30〜40年代の風景が見えます。
 商店には、自分が小学生だった頃、お嫁さんとかおばさんとかいわれた女性がおばあさんとなってちんまりすわっていたりします。

 凄く賑やかだった昭和40年前後、バスがひっきりなしに到着し、平日でも駅通りは人であふれていました。行きかう人もまばらなの「スガハラ」前、炎天下にたたずむと、なにやらあの頃の喧騒と人影が脳内で錯綜しくらくらしてきました。

 お盆はこの世と彼岸が最も接近する時節、自分のこころの旅をしてみませんか。
 子供達や孫はそんなこと関係なしに、面白いはずです。


No.172 夏休みは「奥州宇宙遊学館」へ行こう  事務局子 2010/07/18(Sun) 10:00
  今回の帰省で、恥ずかしながら初めて「奥州宇宙遊学館」に足を運びました。
 水沢緯度観測所(現在、国立天文台水沢VLBI観測所)の旧庁舎が老朽化し、取り壊しが一度決まったものの、宮澤賢治にも所縁がある建造物として、保存することになり、「奥州宇宙遊学館」として、再スタートして、現在一般公開されています。

 木村栄博士の「Z項」については、水沢区民はみんな知っているのですが、知っているのは名前だけです。観測所の方と中学高校の理科の先生以外で「Z項」を説明できる人は何人いるでしょう。失礼、水高の理系の生徒諸君は説明できますね。
 かくいう私も、水沢小学校では徽章にもなっているのですが、頭の柔軟な中学高校時代も興味をもって調べようとは全然思いませんでした。そもそも緯度を観測するってどんなことかもわかりません。それは今もですが。

 「奥州宇宙遊学館(OSAM)」は観測所の一画にあります。入場料金は大人で200円、望遠鏡や子午機(何に使うのだろう)などが展示されています。また宮澤賢治に関する資料も一室を設けて展示されています。3Dの映像設備や、実験観測も体験できます。
 展示物を眺めていたら、学芸員の方が近づいてきて「Z項について説明したDVD(15分)がありますので、ご覧になりませんか」と誘われたので、Z項ちんぷんかんぷん人間にとってはチャンスと思い、視聴しました。小学生でもわかる説明だったのですが、一日たつと、生卵とゆで卵、温泉卵の回転実験と、地球と地軸のズレの説明がなんとなく頭に残っているのですが、なにやら朦朧としています。自分の頭の中が温泉卵になっているのではないでしょうか。
 身近にこんな施設があり、小学生の時に接していたら、「うわっ!面白しぇ」と理科少年になっていたかもしれません。
 学芸員の方も何人もいて、引っ込み思案でも向こうから近づいてきて親切にしてくれます。

 「Z項」がなんたるかを説明できない皆さん、夏休みには、お子様、お孫さんをOSAMに連れて行ったらいかがでしょうか。


No.171 「バンカラ」監督と応援団OB会  事務局子 2010/07/10(Sat) 09:30
 昨晩(9日)は半年ぶりに応援団の同窓会で、中野で愉快な夜を過ごしました。
 50代のオールドボーイたちと32歳の若手、及川拓郎さんという叔父甥コンビですか。

 及川さんは、現役の水高生であればみんな知っている著名な監督・演出・小説家・脚本家です。8月1日ロードショー公開の「宇宙で1番ワガママな星」(ROBOT社、テレビ朝日、吉本興業)では脚本を担当しています。大泉洋ほか有名俳優が出演していますが、この1.2日で急に有名になった佐野和真君も準主役クラスで出ています。
 とはいってもやはり興味の中心は、NHKエンタープライズとタイアップして製作する「バンカラ」の進行状況です。結論からいうと、順調に進行していてCASTの選定の段階になっているそうです。来年から水沢や盛岡でロケが始まるそうです。生徒の出演は考慮しなければいけませんが、OBが父兄やその他の役で出るチャンスはありそうです。「バンカラ」の企画自体は及川さんのウツボツたるパトスから醸成されたものですが、作品は商業映画ですので、応援団の連中がイケメンであることと、それにからむ女生徒は美少女でなければならないのは鉄則です。我こそと思う同窓生は立候補してみたらいかがでしょうか。

 当日は、兄貴格として菊池恩恵さん(47年卒)が座をしぶくまとめられておりました。菊池さんは、歯科情報サービス会社の社長と小説家の二足のわらじをはいた方なのですが、それ以外に硬派な論文も発表されています。奇しくも当日、「布川事件」の再審が開始されました。「布川事件」は茨城で起こった殺人事件ですが、逮捕された二人の被告が無罪を訴え続けていましたが、狭山事件のような有名な事案に比較すると、ある種うずもれていた冤罪事件でした。数年前、菊池さんが岩波書店の「世界」に布川事件に関する綿密な論文を発表され、その頃から再審の道筋が開かれ、再審請求が認められ、本日の再審開始に至ったのです。
 いやあ水高は多士済々ですね。

 会合は、中野北口、ブロードウェーそばの味治でおこなわれました。ここのご主人(写真手前)は有名な方で、そばにあるうなぎ「川二郎」を経営されていました。うなぎ料理のアラカルトでは日本有数で、人気漫画「美味しんぼ」でも紹介されています。そして先ごろ「川二郎」は後身にゆだね、あらたに「味治」を開店したわけですね。
 尚、写真左が菊地さん、右は及川さん、真ん中はO氏のO秘書ではなく、48年卒の衣川の高橋さんです。

 同窓会サイトは、水高関係者の交流の場ですから、同級会、クラブOB会など掲示板に投稿していただけると、途切れていた連絡が数十年ぶりについたりすることもあるかもしれません。明日は、江刺の鹿踊りが浅草で演舞を行います。参議院議員選挙の投票日ですが、投票のあとお出かけになられてはいかがでしょうか。


No.170 東京六大学応援団フェスティバルに行ってきた  事務局子 2010/06/13(Sun) 08:36
  百周年記念事業募金につきましては、ここのところ大口の寄付もあり、目標達成が現実のものになりつつあるという情報が入ってきました。「追い込みの水高」はここにも出ているようです。もう一息ですから、OBの皆様よろしくお願いします。

 ところで昨日(12日)、「六旗の下に」という催事を見学してきました。東京六大学に在籍された方はご存知だと思いますが、東京六大学応援団連盟が主催して、春のリーグ戦が終了したこの時期、催される応援団の応援団による応援団のための祭典です。大学応援団の指の先に魂のこもらない軟弱なタクトに冷笑を浴びせようと出向いたのでした。

 会場は日比谷公会堂で、開演は3時というのですが、いい席を取ろうと、1時半に到着したのですが、すでに1000人以上の長蛇の列で、どうも人気イベントらしいです。結果的には3時から8時半まで、5時間半の超ロングランイベントでした。

 応援団は、内心はともかく、自己のためではなく、他者を誠心誠意応援するのがプリンシパルですが「六旗の下に」は、唯一の自分たちのためのパフォーマンスの機会です。各大学40分のパフォーマンスを行い、最後は各大学のリーダー、チアガールが肩を組み合っての大合唱で、感動でもらい泣きしてしまいました。企業が応援団を採用したがる理由がよくわかりました。彼らは熱い!四の五の言わず熱く燃えるのが若者の特権だ!なんて臭いセリフを(心の中で)叫んでしまいました。

 とはいっても、冷静な目もあり、気づいたことをコメントします。

 「指先の魂」という、応援団OBのこだわりの目では、意外なことに東大がダントツでした。テンポが速くてもぴったりと止まるのですねえ。ほれぼれしました。法政は典型的な「花の応援団」で、体力抜群、個人技も決まっていました。慶応は万事そつがない。総合点は一位です。早稲田はタクトにさえがなくてもの足りない。立教は印象が薄い。
 明治は、数年前の不祥事のため、リーダーが廃止されていて、ブラスバンドとチアガールによるパフォーマンスでしたが、これはこれでいい。球場では物凄く見映えしそうですね。こと応援ということになると、伝統の応援団の応援仕法では、屋外では埋没しそうですね。今回の会場みたいなところでこそ映えます。
 その意味では早稲田の「紺碧の空」慶応の「若き血」は、イケイケどんどんの進軍マーチとしては抜群です。今回ではありませんが、強くなる前の慶応高校が、神奈川の甲子園予選で、応援団が「若き血」をたたみかけ、甲子園優勝候補をガタガタにしてしまったのを目撃しています。

 応援団と野球は不即不離の関係ですが、水高のソウルハートの応援団・応援歌練習と野球応援は、別に考えた方がよさそうです。球場では黒服リーダーは脇役でチアリーダーが主役、和太鼓よりも洋太鼓、ブラスバンドと声の応援のコラボレーションが最高の応援効果をもたらします。
 とかなんとか取りとめもなく考えた次第ですが、長時間の観戦?を終えて、夜の日比谷公園に出たときは、カタルシスを感じました。

 会場では左隣のおやじのノリが凄かった。出番は慶応が最初だったのですが、「若き血」は勿論、慶早戦に勝ったときだけ歌う「丘の上」にも唱和します。慶応のOBかなと思っていたのですが、次の明治では、ブラスバンド演奏だけなのに「白雲・・」以外の応援歌も全部歌います。ここでこのおやじは応援団おたくであることが判明しました。右隣は40代のお母さんでしたが、ずっとだまって見ていて東大の時だけ、唱和するんです。最期の肩組大合唱では隣のおやじとはかたを組みましたが、東大生の母と思われるお母さんとは肩を組まなかったこころの狭い自分でした。


No.169 同窓生訃報  事務局子 2010/05/23(Sun) 08:40
  18日、水沢区で「ひやまこども医院」の開業されていた檜山陽司さん(47年卒)が逝去されました。通夜、葬儀は相済みとのことです。謹んでお悔やみ申し上げます。

 檜山さんは学年も違い、直接には存じあげませんでしたが、事務局子の大学入学時に初めて聞いた同窓生の名前でした。大学に入学して下宿に入って、すぐ懇親コンパが開かれたのですが、タバコを持つ姿勢も堂に入った2浪の同級生が、事務局子が水沢出身だとわかると、「檜山って知ってるか?」と問いかけてきたので、知らないと答えると、文理予備校の親しいクラスメートで、昨秋、一足早く山形大学の医学部に入学したという話でした。

 当時のことを知らない若い方に説明すると、昭和48年、山形大学の医学部設立が文部省から認可され、10月に、48年入学扱いの国立三期校として入試が行われたのです。そんなわけで、現役生(49年卒)は対象外で、過年度卒(浪人)か現役学生(仮面浪人)に受験資格があったのです。受験生にとっては浪人が現役に振り変わるし、なにしろ国立の医学部(授業料36000円)だしということで、全国から受験の猛者が殺到したわけで、競争率は何十倍にもなったのです。文系の立場からすると、それに受かるような学力ならば、翌年、左手で書いても東大の理T、理Uには受かるだろうし、もったいないと思ったわけですが。

 その次に、檜山さんが視覚に入ったのは、帰省して車で市内を用足ししていた時、「ひやまこども医院」の看板を見かけた時でした。水沢には珍しい苗字なのですぐ、「あの檜山さんか」と気づきました。それと同時に深い尊敬の念を覚えました。医師が開業の際、忌避する診療科目が小児科と産婦人科だそうです。両方とも、夜中や休日の急患が当たり前だし、訴訟リスクも高い、プラス小児科に関しては、診療報酬が低いということで、地方では特に、困った事態になっているのです。比較的地方にしては医師人口の多い水沢でも小児科、産婦人科は数えるほどしかないはずです。親が産婦人科、小児科で、という例はあるかと存じますが、あえて小児科を開業するということはよほどの使命感があったと推察されます。

 まだ10年、20年、地域医療を支えることが出来たはずなのに残念です。


 同窓会ホームページの大きな役割は、ここを開けば、母校やふるさとや同窓の情報を入手できることにあると再三繰り返して述べてきました。
 特に訃報となると、同級生に限っても意外と情報の広がりがありません。高校時代、同じクラスだった、部活の2年先輩だった、英語のグラマーの先生だったなど、縁のある方が年を経るにしたがい彼岸に行ってしまう。帰省した折に線香をあげに行こうかとも思うわけです。
 だから「掲示板」「同窓会通信」を是非ご利用いただきたいのです。

No.168 遠い東京 水高育英会  事務局子 2010/04/29(Thu) 13:20
本日はゴールデンウイークの初日というか、水沢の日高火防祭の開催日です。あいにくの天候のようですがそれも一興、厄年連の演舞などはかえって盛り上がっているのではないかと思います。

 最近、交流も同級生から同窓生に広がり、昔の同窓会名簿(昭和52年版)がかかせません。それで見るともなしに眺めていると、名簿発行時は現役学生だったため進学先が出ているのですが、東京に出てきていた同級生が多いのに気づきました。
 水高の進学の本流は国公立大学進学ですので、40%くらいが東北地方を主体とした国立大学に入学しています。
 では私立は?と数えてみたら、東京六大学に26人、中央青学上智学習院理科大といった有名大学に25人、日東駒専に22人、それ以外の大学、短大、首都圏の国公立20人を加えると50%近くが東京(千葉、神奈川を含む)に進学しているんですね。
 それで今東京に残っているのは50人程度でしょうか。Uターン、Jターン組が半分以上でしょうか。
 今はふるさとに帰った人も、東京で過ごした数年は貴重な経験になったでしょう。

 最近は東京にこれだけの割合の後輩が出てきていないのは、やはり経済的問題が大きいのでしょう。このコラムは金のことをよく取り上げて品位に欠けるといわれるかもしれませんが、お金勘定をすると教育環境が猛烈に悪化しているのは確かなようです。30年前は、国立大学の授業料は36000円(現在は50万円)、私立文系だと15〜25万(現在は80〜120万)でしたが、教育費の高騰はインフレ率をはるかに上まわっています。授業料を按分すると東京では月間20万は必要になってくるので、20万と仕送りの差額が、アルバイトということになり、バブル期のように、在学中に何度も海外旅行をしていたなんて今の地方出身の普通の家庭の学生では無理な話になってきています。

 先日開かれた、関東地区の運営委員会で、水高育英会の話になり、先輩の中にはこの制度のおかげで大学に進学出来た方もいらっしゃったそうですし、弟妹のために仕送りした人もいたそうです。
 貸与型の奨学金は、卒業と同時にハンデを背負うようなもので、ないよりはいいですが、この経済環境で、給付型(返済が不必要)の奨学金についても、いろいろ議論があってもよろしいかと思います。

 実際、うっかり者で、昨年の運営委員会で「水高育英会」というものの存在を初めて知った体たらくで立派なことも言えませんが。


No.167 コミュニケーション深め指導 水沢高の高橋教頭   事務局子 2010/04/08(Thu) 20:41
日本化学会教育有功賞を受賞

 オリジナルの化学教材を用いた授業実践に取り組む県立水沢高校教頭の高橋匡之さん(58)が、日本化学会(岩澤康裕会長)の第27回化学教育有功賞を受賞した。生徒の興味、関心を高める化学の授業実践が高く評価された。県内では4人目の受賞。高橋さんは「受賞したことで、より一層頑張らなければならないという気持ちになった」と喜びをかみしめ、「これからも生徒たちのやる気に応えていきたい」と情熱を燃やす。

 高橋さんは北上市出身。1976年に東京理科大学理工学部を卒業後、高校教諭となった。釜石南高や盛岡一高を経て2004年4から水沢高に勤務し、化学教育を担当している。

 「化学大好き」ではなかったため、当初は上手な指導ができなかったことから、本格的な勉強が必要と決意。県内の同年代の化学教師3人で化学実験研究会「岩手化学サークル」を結成し、さまざまな実験や研究活動を行ったほか、化学や理科を指導する全国の教師でつくる化学教育サークル「アルケミストの会」にも入会して化学教師としての腕を磨いた。

 今回の受賞では、岩手化学サークルの結成と化学教育の振興、独自の教材開発と授業実践、日本化学会関係の活動などが注目され、選考委員会で高い評価を得た。

 特に教材開発と授業実践では、読み物教材を考案して授業に取り入れたほか、教科通信を発行して教師と生徒のコミュニケーションを深める指導に努めている。

 読み物教材では、教科書でわずかしか紹介されていない法則の中にある科学者のドラマなどに触れた。教科通信では、授業や実験後に生徒から感想を集めて掲載することで、化学現象の奥深さを改めて認識させるとともに、教師と生徒、あるいは生徒同士のコミュニケーションの促進に効果を上げている。

 10年度は1、3年生の化学指導を担当するという高橋さん。大学受験などがある普通高校では、実験よりも問題演習にシフトしがちだが、「生のものを見せないと、難しい化学は分からない」と持論を述べ、今年度最初の授業に臨む。


以上岩手日日新聞 4月8日付け
 岩手日日新聞様 いつも水高関係記事のご紹介ありがとうございます。



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