水高 020918
水高同窓会Hp事務局日記
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2007/11−2014/10 の書庫です。投稿はできません。

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No.166 本当はもっと深刻な就職事情  事務局子 2010/04/03(Sat) 13:09
 リーマンショック以降の経済の落ち込みは、バブル崩壊後の10年に比べるべくもなく、大学新卒の就職状況はかつての超氷河期以上ということで、これから社会に出るお子さんを持つ親としては気が休まる暇がありません。
 本年の就職率は80%ということで、就職先がなくて卒業した学生や、意図的に単位を落として留年した学生も多いと聞きます。
 ところが実際の就職状況はこんなものではないみたいなのです。奇人変人でない普通の東大生で何十社廻って内定0という話があります。
 千葉県が県内の大学生を対象に内定率の調査をしたところ、数字が57%と出たという話が1日の日本経済新聞のコラム「大機小機」に掲載されていました。首都圏の千葉でこうなら、岩手の大学生の就職率はどうなんでしょう。
 実は数字の信憑性は千葉の調査が高いんです。国の調査は、全国調査なのに千葉の調査に比べてサンプル数が極端に少ないし、学生の私立大学のシェアは80%なのに、国の調査は60%でそのあたりの調整がなされていないのです。

 昔に比べて猫も杓子も大学に行く時代に80%の数字は御の字ともいえますが、それが千葉限定で57%とは恐ろしい数字です。どういう意味で恐ろしいかというと、この数字はまだまだ下がる恐れがあるということです。
 企業は終身雇用のコストは非常に高いということは前からわかっていたのですが、このところの自由化で、非正規で代替できる部分はどんどん切り替えてきました。経済指標が多少の明るさが見え、昨年度の株価上昇率は37%を記録していますが、仮に企業業績が回復に向かったとしても、雇用に関してはあの手この手で採用を抑制する動きをとるでしょう。

 ノンキャリの警察官の学歴は昔はほとんど高卒であったのが、今はほとんど大卒で占められています。事務局子が勤務する会社も、いわゆる一般職(OL)は20年ほど前から大卒に切り替わっています。つまりは、昔の高卒の領域が大卒になってしまっているし、尚且つ、派遣で済むものは全部派遣にしています。派遣社員もすべて大卒以上です。

 JRやJTは民営化により、目に見える形ではキャリア制度が廃止されましたが、一般の大企業は、目に見えない形で、キャリア制度に移行しています。将来経営を担う可能性のある人材は最初から絞込み、専門性のある人間や、事務仕事の人間は必要に応じて、契約という形で採用するというのが今の流れです。

 その意味では、現在の高校生、大学の在学生は、現役社会人以上に覚悟を持たなければいけないでしょう。


No.165 「空家バンク」の話  事務局子 2010/03/18(Thu) 12:58
 奥州市移住促進協議会(会長・吉野英岐県立大学総合政策学部教授)は16日、委員ら15人が出席して市役所で開かれ、2009年度の定住化対策を総括した。10年度も空き家紹介事業(空き家バンク)や空き家改修の補助金交付など、既存の移住支援制度の充実を図りながら、新たな事業の検討を進める。

 会議の冒頭で相原正明市長は空き家登録について「成果が上がっており、07年度から3年間で78件の登録、35件の成約、56人が移住していただいた。こうした協議会の場を通して、もっと工夫して新しい発想で取り組んでもらえればありがたい」とあいさつした。

 協議では、市総合政策部まちづくり推進課の担当者が、今年度の定住化対策の進捗(しんちょく)状況を説明した。

 移住・交流情報の発信では、いきいき移住交流フェス(昨年7月、東京ビッグサイト)で団塊の世代を中心とした首都圏在住者を対象に移住相談会を開催したほか、黄金の國いわてフェア(同11月、埼玉県越谷市・イオンレイクタウン)でも専用ブースを開設して来場者にPR。両イベントで受け付けた移住に関する相談件数は13件で、その後に奥州市を見学に訪れた人もいたという。

 一方、来年度は既存の事業を継続実施するほか、新たな事業として移住に関する懇談会開催や、参加者不足で今年度は中止した古民家見学ツアーの実施を計画する。さらに県が実施予定の「いわて暮らし『おためし居住』事業」の活用も検討する方針だ。

 同事業案では、同市を含む県内モデル市町村での実施が想定されており、移住希望者を対象に短期間の滞在費用の一定額を助成する内容となっている。
以上、岩手日日新聞 3月17日付け

 岩手日日新聞社様、いつも奥州地方情報のご紹介ありがとうございます。
 以前にも紹介しましたが、奥州市は、住む人がいない家の所有者と、地元へのUターン、都会からの定住を検討されている方に「空家バンク」という制度を提供しています。詳しくは奥州市のホームページを検索してください。
 2月に所用があり水沢に帰省しまして、空家になっている実家に泊まるのがしんどいため、市内のホテルに宿をとり、朝食を食べていたら、アラカンの女性5名が食事をとっていました。何となく聞こえてくる話でわかったのが、どうも地元出身で現在は首都圏に在住の方々で、同窓会で帰省したみたいですが、すでに実家がなくなっていたり、代が替わっていたりして、ホテル泊まりになったようです。
 聞き耳をたてたわけではないのですが、隣のテーブルなので否応なく入ってきたところによると、要旨は「子育ても完了したし、夫もリタイアしたし、地元には友達もいるし、老後はふるさとに帰っても・・・」でした。「空家バンクがありますよ」と声をかけたかったのですが、そういうわけにもいかずそれだけの話でしたが。

 一般に、団塊の世代以上の方々は経済的には恵まれており、都会に出ても、70〜80年代以前に住宅を取得していれば、インフレで返済が楽だったし、教育費も今ほど大変ではなかったし、途中のリストラもなんとか回避されたし、結構な退職金は出たし、分厚い年金は保障されているしで、つまりは金があるんです。
 歳をとれば、仕舞い込んでいた方言を話したくなるし、同窓会が楽しみになるし、良い食材で健康を維持したくなります。今帰る家がない人でも、格安で住まいを確保できるなら、帰りなんいざでもいいんでないでしょうか。そして潤沢なお金を使ってくれたら地元も潤います。
 ただし、いいとこ取りではいけません。金はあるから老後の介護頼むでは、地元の方に嫌われます。

 「空家バンク」は、なにかいろいろ考えさせます。


No.164 遠野が生んだマザーテレサ  事務局子 2010/03/06(Sat) 08:38
  新聞の岩手版をチェックしていましたら、凄い人を発見しました。残念ながら訃報でしたが。
 岸田袈裟さんが2月23日、盛岡で亡くなりました。享年66歳。彼女は「ケニアの母」と呼ばれているそうです。

 岸田さんは遠野高校から相模女子大に進学し、食物学を修め、そののち、ケニアで事業を営む岸田氏と結婚し、ケニアで30年あまりを過ごしました。
 岸田さんがケニアの農村部で見たものは、驚くべき乳幼児の死亡率と主婦の重労働でした。当時のケニアの平均寿命は54歳、もっとも大人までなるとかなり長寿になる、つまり乳幼児の死亡率が平均寿命を押し下げていたわけです。これは昔の岩手の農村と同じです。当時のケニアの農村は、上水道がないため、飲料水を川の水に頼っていました。農村の主婦は、川の水汲みと燃料の薪の採集で一日が暮れていました。乳幼児は、十分に煮沸されない水で、感染症などになり命を落としていました。

 岸田さんはそれを見て、思い浮かべました。ふるさとの岩手の農家の台所のかまどを。ケニアと岩手のかまどの違いは、岩手は炊き口(コンロ)が最低3つあります。そこで釜でご飯を炊くことと、調理と湯沸しを同時にしていたのです。ケニアはコンロがひとつしかない。だから料理をしているとお湯を沸かせないんです。またカマドの高さがケニアは低い。そのためにケニアの主婦は腰痛に悩まされていました。
 そこで岸田さんは、岩手のかまどを参考に、ケニアのためのかまどを工夫して作り上げました。かまどの高さを主婦が働き易くして、コンロを3つつける。しかし、薪を焚くところは一箇所で、熱が三つのコンロに行き渡るようにしました。
 結果は熱効率が4倍になり、薪の採集にための労働時間が1/4になり、かまどが高くなったため腰痛のリスクが軽減されました。なによりコンロが三つあるので、いつも煮沸したお湯が供給されます。このかまどは費用もかからず、数時間で作ることが出来るんです。

 岸田さんのかまどはたちまちケニアの農村に普及し、乳幼児の死亡率を大幅に引き下げ、主婦の家事労働を著しく軽減させました。岸田式かまどは周辺の国やメキシコでも普及しているそうです。

 岸田さんは、食物学を専攻していたため、ケニアでそれを生かせないかと思っていたが、実際は、日本や欧米と何から何まで違って通用しないことで愕然としたそうですが、痛ましい乳幼児の死亡や体をこわす主婦をみて何か出来ないか考えた末の「かまど」に行き当たったんです。
 岸田式かまどで育ったケニア選手が世界中を席巻していると想像することなんか楽しいではないですか。

 岸田袈裟さんの偉業は、訃報をきっかけに知ったのですが、もっと知られていいのではないでしょうか。ご興味を持たれた方は、文字検索をしてみてください。

 きっと水高のOBにもこんな方がいらっしゃるのではないかと思います。そんな一部でもサイトで紹介できればと考えています。


No.163 同窓会が東大合格者に奨学金  事務局子 2010/02/28(Sun) 10:02
 茨城県立高校の同窓会が、優秀な生徒を集めようと東大合格者に54万円という奨学金を始めるそうだ。 伝統校復活をかけた試みだが 「生徒を金で釣るやりかただ」 と疑問の声が上がっている。 本当にそうだと思う。 
                             以上、ブログから
 茨城の下妻一高の同窓会が打ち出した方針が波紋を呼んでいます。大方の意見は上記のブログの方の発言が集約していますが、はたしてそうなのでしょうか。私は「生徒を金で釣るやりかた」といわれようと、これはこれで問題点の提起として正しいと思います。
 事務局日記には前回も含めて学費のことを意識して取り上げています。今大学進学にかかるコストが異常に膨らんでおり、親の苦労がどれだけかということを十分に知ってほしいからです。
 現在古希(70歳)前後の先輩の世代は大学進学以前に高校進学率も低く、向学心はあるけど家庭の事情で実業高校進学とか中卒での就職という方はざらにありました。40代、50代の皆さんの時期は在学時、経済成長の時代で、向学心はなくても、とりあえず東京の私立大学に遊学とか、そこまで余裕なくても地方の国立大学であればなんとかという時代でした。翻って現在は、親の所得が伸び悩みか減少の時代に国立の授業料が50万、東京の学生生活の費用が200万です。進学環境がどうも還暦以上の世代の方に逆スピンがかかっているような気がします。
 そこでの奨学金制度です。昔から岩手医大には、県の「お礼奉公」条件の奨学金制度があり、随分普通の家庭の子供の進学の助けになってきました。世の中にはスポーツ推薦制度というものがあり、進学(高校・大学)の際は金銭面でも随分優遇されます。水高の友人の弟が慶応の授業料免除で入学して「国立より安い」と感心しましたが、勉強が出来る生徒には、このような優遇枠を拡充したらどうなんでしょうね。理系は6年の医歯薬学部でなくても、マスターを卒業していなければ、専攻を生かしたまともな仕事には就けないのが現状です。また、東京のまともな私立高校の国語や社会の教師の採用条件もマスター卒です。これだけ教育期間が長引いて、なおかつ費用は多大にかかるのが現状です。
 その意味では、たとえば現在審議されている高校授業料の無料化ですが、九九も満足に出来ない、家では勉強時間0で学校では昼寝、盛り場徘徊の名ばかり高校生のために授業料を0にする制度ってなんなのかなと思います。もし教育にかける財源が不足であるのならば、その分、十分な進学環境にいるとはいえない向学心のある生徒に傾斜配分してもいいのではないかと思うのですが。まあこれは極論ですが。


No.162 家探し同行記  事務局子 2010/02/13(Sat) 16:27
  来週は私立大学有力校、そして月末は国立大学といよいよ受験は佳境に入っています。後輩の皆さん頑張ってください。

 高校を卒業すると、大半の皆さんは、奥州の地元を離れ自活するわけです。期待半分不安半分でしょう。
 本日は親戚の子供の住まい探しに出かけてきました。彼は大学生で、1.2年は郊外、3.4年は都心という、私立マンモス大学に有り勝ちのパターンで、いまどき、スタバもないような田舎で学生前半戦を過ごしていたのですが、晴れて4月から都内の大学生というわけで引越ししなければいけないことになり、おせっかいな叔母と家探しを付き合ったわけです。

 本人はこだわらないのですが、母親と叔母はあれこれ注文がうるさい。勝手に最低限のバーを設定して、事前にネットで調べたのですが、木賃アパートを回避して、風呂付となると、最低5万(東京の場合)はかかります。共益費は10%程度(最低5000円)水道光熱費(水道、ガス、電気)が1.5万くらいでしょうか。交通費5,000円、食費20,000円、ケイタイ5,000円、被服費・雑費20,000円、これで学費、教材費を除いて120000円/月になります。
 いやあお父さんは大変だ。

 なんとか、費用を削るためには、2〜3万の木賃アパートに住み、1ヶ月2万円で食費からなにからまかなえば、生活コストが5〜6万になります。学費を含めて、親の仕送りが月15万で、年間180万、これで足りない分はバイトで補填して、文化教養費にほとんど金を使わず、というのが地方出身の平均的学生の姿なんでしょう。一昔前は、卒業旅行を含めて、学生時代に2.3回海外旅行をするのが当たり前でしたが、厳しい時代になりました。

 で、家探しはどうなったかというと、身の丈の住まいを考える息子と、心配性の母親の考えに溝があって 結論は出ていません。


No.161 八幡和三郎さんのご逝去を悼む  事務局子 2010/02/11(Thu) 09:56
  八幡和三郎さんの突然の訃報には驚きました。謹んでお悔やみ申しあげます。

 八幡さんのプロフィールをあらためて紹介します。水沢市の旧家八幡家に生まれ、水沢高校、早稲田大学を経て、東海カーボン株式会社に入社されました。高校大学を通じて野球にうち込まれました。
 ビジネスの最前線で活躍するかたわら、八幡家当主としての活動も平行して行われていました。
 東海カーボン株式会社では専務取締役まで務められ、ビジネスの第一線を退かれた後は社会活動に邁進されました。銀河系いわて大使、奥州大使を委嘱され、中央で岩手、奥州、水沢を発信続けられました。首都圏水沢人会会長、目黒稲門会会長も現役でした。趣味の囲碁では財界人囲碁会の世話役もされていました。

 その広汎な活動のひとつが、水沢高校同窓会の関東地区の再建と発展への指導力の発揮でした。水高の関東地区の同窓会の活動が一時途絶えていたとき、高校2回卒の小野(旧姓小沢)前会長を中心に、初期男子卒業生が集まり、関東地区の同窓会活動が再開されました。その中心におられたのが八幡さんで、昨年11月副会長を退任されるまでご奉仕いただきました。

 年に数度お目にかかる関係でしたが、エピソードをひとつ紹介しましょう。
 10年以上まえの関東地区総会で、講師に水沢の成り立ちについて講演していただいたことがあります。講師は本業が大病院の院長ですが、留守家や箕作省吾(水沢出身の著名地理学者)などに関する著作を大手出版社から何冊も刊行している学者的側面ももっておられる方でしたが、いかんせん水沢出身でもなく、書誌研究が主体でフィールドワークが足りないもので、話すことが根本的なことはともかくディテールは間違いだらけなんです。
八幡さんはその時世話役で控えていたのですが、たまらず、ダメだし訂正を入れていました。その時は、いかに間違いとはいえ、講師に失礼かと思いましたが、あとで考えると八幡家当主で、出席者は講師よりも水沢に縁のあるひとたちばかりで、やむにやまれぬダメだしだったと理解しています。
 八幡家は屋敷が保存され、市役所の向かいにあり、花見の時期に公開されています。幕末にはご小姓頭(会社でいえば取締役社長室長といった感じですか)を務められた名家です。

 本日(11日)通夜、明日(12日)告別式が執り行われる中目黒「正覚寺」は実は伊達家所縁のお寺なのです。歌舞伎の演目「伽羅先代萩」は有名ですが、そこで幼君をお守りする政岡のモデルの三澤初子のために伊達綱村公が勧請された寺院なのですね。本家伊達家からみれば陪臣ということになりますが、なにやら縁というものを感じます。
 今年は母校創立百周年、10月の式典を最も心待ちにされていた方のお一人でした。

 八幡さんはご紹介しましたように名家のご出身で、ビジネスの世界でも名を上げた方なのですが偉ぶることが全然ない方でした。優秀な方ですから、いろいろ言いたいことはあったと思いますが、指示めいた発言は一切しないし、けなしたりくさしたりしない方でした。そのかわり、いいことは褒める、これは人身掌握術の要諦なのですが、わかっているけど実行できないのが小人の性といえばそれまでですが。

 止まらずに走り続けた人生、ひとまずゆっくりお休みください。
 なんか桜の季節、八幡家の門前で「やあ!」と手をあげているような気がします。


No.160 受験心得のいくつか  事務局子 2010/01/10(Sun) 10:39
  新年になり早くも10日になりました。
 いよいよ受験の季節到来です。水高生の場合、地元といえばせいぜい盛岡くらいであとは泊りがけの受験になります。その際のいくつかの留意点を箇条書きにしておきましょう。備えあれば憂いなしですから。

・新型インフルエンザ:受験には風邪がつきもので、事務局子の時代でも合格Aランクでも当日体調を崩し、捲土重来を余儀なくされた者がいました。今回はさらに新型インフルが加わるわけで、ナイーブになるかもしれません。ナイーブさは手洗いうがいに発揮してください。ちょっとした外出でも手洗いうがいを励行すること。幸い、今はあちこちにアルコール消毒のセットがおいてあります。

・アクセス:都会では残念ながら毎日のように、どこかの路線で電車が止まっています。架線故障ではなく人身事故ですね。晴れた穏やかな日に乗るべき路線が不通になります。やはり受験会場には1時間前に着く余裕をもった日程を組むべきでしょう。個別の路線不通では大学は配慮してくれません。間に合ったとしても気持ちの動揺を鎮めるのは容易ではありません。止まったらタクシーに乗り換える時間の余裕を。

・宿泊:今は宿泊施設ほとんどビジネスホテルか公共の会館なのでしょう。ホテルの部屋は乾燥しています。そのまま寝ると、朝、喉がヒリヒリしたりします。連泊の場合は、下着などを洗濯して干したりした方がいいですね。事務局子は出張先のホテルでは床に水を撒いたりしています。

・食事:ホテルの朝食は安全な確率が高いとはいえます。あまり知らない店には入らない方がいいです。食中毒防止というよりもストレス防止です。普段と同じなのだから、昼間は日高屋とか吉野家、すき家といったおなじみのところでいいと思います。

・サポーター:受験地に、兄姉やおじおばが住んでいたりします。安心感をもたらしますが、泊まったり付き添いを頼んだりしない方がいいでしょう。おじおばの気遣いがストレスになります。

・受験直前の勉強:受験会場で単語帳や年表などを読んでいる受験生がいますが、実質的にはほとんど無意味なんです。が、普通の受験生であれば無念夢想、明鏡止水なんてならないわけで、お経みたいなものですが、雑念を払うという意味では功徳があります。

・都会の受験生への気後れ:昔と違い、地方の受験生も結構あかぬけてきてはいますが、やはり野暮ったさがあることは否定できません。それに向こうはなんか頭がクールに見えます。都会ではカップルで受験会場に来るやからもいるし、女子大生と見分けがつかない女子受験生も沢山いて、気後れするところですが、育った環境と心得て無視しましょう。逆に都会の受験生は外見チャラチャラでもやるべきことはやっているので侮ってはいけない。

 最近、特に私立大学では、同じ学部で何回も受験機会を設けるケースが増加しています。そのため、1回あたりの合格者を絞るため、ボーダーラインが高くなり勝ちです。そのため同じ程度の難易度の大学を併願すると、結果が全勝と全敗と極端に分かれるケースが増えています。やはり1点でももぎ取ろうという気迫が最後はものをいいそうです。
 受験料、交通費、宿泊代、食事代で直接的な受験コストは1大学で10万は下らない。お金を出す親としては、そっけない残念通知はいらないといった心境でしょうか。

 いずれにしても「追い込みの水高」の本領を発揮してください。

# 写真は、神楽坂にある蛍雪天神です。ご利益はいかがでしょうか。


No.159 あけましておめでとうございます  事務局子 2010/01/01(Fri) 22:52
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。このホームページは水高同窓会の公認サイトなのですが、運営は関東地区同窓会で行われているため話題がどうしても首都圏に傾きがちなことはどうぞご容赦ください。

 さて今回、大晦日と元日駆け足で帰省してきました。大晦日夕方からの寒波襲来については掲示板に紹介しますので、ご照覧ください。
 水沢市民なら誰でも知っている駅通りのタカトヨが大晦日で閉店でした。正確には西町、日高方面の店舗との合併らしいですが、町からタカトヨがなくなることは大事件です。ある意味水沢の商店街ではマルサンデパートと並ぶ象徴でしたから。
 この件についてはまた稿をあらためたいと思います。

 今回メープルに行ったところ、齊藤実生誕150周年の記念展が行われていました。そこで目についたのが二二六事件の春子刀自の鏡台でした(写真はレプリカで現物は記念館に展示されています)。反乱将校が齊藤邸に乱入した時、夫人の春子刀自は実をかばい、手の平に貫通銃創を受けました。その際の鏡台の弾痕です。
 春子刀自は長州の顕官のお嬢様で、優秀な官僚(軍人)とのお見合いで実と結婚しました。14歳下でしたが、当時の感覚では恥ずかしく感じるほど実を愛していたみたいです。実没後東京で暮らしていましたが、終戦近く、水沢に疎開し、そのまま水沢に在住、96歳で大往生遂げました。50歳以上のOBなら春子刀自を覚えていると思います。なんか当時の水沢市民は、いろいろなこと(例えば暴力団の跋扈、上場企業の富士産業の倒産、冷害、政治の混迷・・・)なことがあっても、春子刀自が見守っているので、恥ずかしいことができないという矜持があったような気がします。

 J・F・ケネディは就任演説で、「あれもやります、これもやります」とは言わず、国民に向かって「君達はなにができるのだ」と問いかけました。

 今年は水高創立100周年、記念式典の期日会場が決定し、関係者のみなさんは、知事や市長の日程の確保とか、運営の次第についてあれこれお悩みでしょうが、OB,現役、教職員、市民にとって水高は何なのかともう一度問いかけてみれば、また違った風景が見えてくるのではないでしょうか。

 なんか新年早々、生意気なことをかましてしましましたが、今年もよろしくお願いします。

 追記;今回、胆江日日新聞を閲覧していましたら、1993年度卒業諸君(昭和49年度生まれ:寅年)の、同窓会の開催の広告が掲載されていました。ホームページが存在する本格的な同級会みたいです。年齢的には30半ば、PC,インターネット世代です。それならば是非、同窓会ホームページをご利用ください。
 このホームページは、かなりのOBの方が見ています。冠婚葬祭、特に「葬」については突然出来しますし、あちこち喧伝できるものではありません。近くに住んでいても、失念することも多いです。機会逸機は是非避けたいものです。


No.158 受験生の友  カレーライス  事務局子 2009/12/23(Wed) 11:26
 「カレーを食べると頭が良くなるんです」
こう語るのは、日本薬科大学教授で、東京・日本橋でクリニックを開業する丁宗鐵医師だ。丁医師は、東京大学助教授の頃からスパイスに注目してきた東洋医学の専門家で、現在まで100名近い治験者のデータを収集し、カレーが脳に及ぼす作用について研究を続けている。その丁医師は、カレーと漢方薬の共通点を「カレーのスパイスと漢方の生薬は同じものが多く、さまざまなスパイスや生薬を組み合わせて使う点も似ている」と語る。
丁医師がカレーの威力を研究した結果、カレーを食べると脳内の血流量が増加して、集中力や計算力があがることが分かったという。また、健常者を対象に行った実験では、カレーを摂取すると脳内の血流が2〜4%増えることが確認された。
脳内の血流量が増加することで、脳の働きがよくなる。実際、丁医師がカレーを食べた人の脳波を調べたところ、脳の中の「情報処理」を担当する部分の働きが活発になることが確かめられた。つまりカレーを食べると、集中力や計算力がアップすることが期待できる、というわけだ。
この「脳内活性化」を引き起こすのは、カレーのスパイス。
「カレーのスパイスにはさまざまな種類があり、市販のカレールウでも15〜30種類のスパイスが使われています。脳を活性化するのは、そのうちの数種類。たとえば、漢方では『小豆蒄(ショウズク)』と呼ばれるカルダモンはその代表的なスパイスです」
と丁医師は語る。市販のルウにも十分含まれているため、家庭で作るカレーでも受験生の「味方」になってくれるそうだ。

カレーの中にはたくさんのスパイスが含まれている。
カレーに頭を活発にする効果があるとして、受験生はどのように食べたらいいのだろうか? 丁医師はこうアドバイスする。
「私が薦めたいのは、味噌汁のように、朝食としてカレーを食べることです。受験生は夜遅くまで勉強するから、どうしても夜型の生活パターンになりがち。でも、本番の試験は朝早くから始まるのですから、朝から頭がフルに動くようにしないといけない。そのための『スイッチの切り替え』に、カレーが役に立つのです」
カレーのスパイスは、脳や体の交感神経を刺激して、人間を「やる気モード」にする。カレーを朝食べることで体内のスイッチをオンに切り替え、生活にメリハリをつけるというわけだ。それだけではない。
「カレーのスパイスには体の抵抗力を高める作用があるので、風邪をひきにくくなるという面もあります。野菜がたっぷり入ったカレーを毎朝食べれば、栄養的にもバランスをとることができますしね」
このように丁医師は、受験生に「朝カレー」を薦めるが、それを実践しているスポーツ選手がいる。メジャーリーグで活躍するイチロー選手だ。イチロー選手は朝食と昼食を兼ね、毎日カレーライスを食べているという。メジャーに移籍してから7年間ずっと続く習慣。イチロー選手のパワーの源がカレーだったとしても不思議はない
(以上、丁先生の紹介記事から転載)

 1年前、当事務局日記に、取り上げました「カレーの効能」について、当時は知る人ぞ知る話しでしたが、その後ポピュラーになり、「朝カレー」なる商品まで発売されました。効能があろうがなかろうがみんなカレー大好き。現役諸君は家でお母さんにカレーを作ってもらいましょう。あるいは受験勉強の息抜きで自分で作るのもいい。
 また、受験で上京(仙台・・・)される諸君も多いと思います。最近はビジネスホテルに宿泊されるケースがほとんどでしょう。ホテルの朝メニューも結構ですが、駅前に行くと、すき家、松屋、など安い早い店が必ずあります。ここでカレーを食べれば頭もすっきりするし、財布にも優しい。食あたりの危険も少ない。

 天皇陛下も週に必ず一度はカレーをお召し上がりになられるそうですよ。


No.157 「バンカラ」監督と応援団同窓会  事務局子 2009/12/12(Sat) 10:40
 12日新宿で、応援団同窓会が開かれました。
 先日の関東地区同窓会でタクトを振った菊池恩恵さん(47年卒:小説家・書家・情報会社社長)、及川拓郎さん(平成8年卒:脚本家・演出家・監督)をはじめとして7名が集まりました。

 来年「バンカラ」のクランクインを控える及川君にネタを提供しようとみんな持ち寄ったのですが、ガンガン飲み始めたらどこかに飛んでしまいました。二次会に向かう途中、花園神社にタクトの奉納も行いました。
 応援団は、タクトとか最近ではグランジなスタイルなどが目立ちますが、本当のところは「議論」が一番の特徴です。練習のあと、応援団室でミーティングが行われるのですが、しばしば深更に及ぶこともありました。
 今回も6時半に始まり、会場を変えて話し始め、気がついたら、最終電車に間に合うかどうかという年代を越えた応援団スタイルが継承されました。

 及川拓郎君は、アラカン、アラヒフのOBよりの現役の水高生諸君や大学生には有名ではないかと思います。現在TBS系(毎日放送)で放送されている小林薫主演の「深夜食堂」の監督・脚本、嵐の櫻井翔主演の「ザ・クイズショウ」の監督・脚本など大変注目されている成長株です(古い!)。
 舞台・演劇出身者に有り勝ちな、火星人頭ではなく、結構プロデューサー頭でもある、その彼が「バンカラ」を映画化するというのですから、これは「どくとるマンボウ青春記」で頻繁に登場する「ウツボツたるパトス」がなさせるのでしょう。

 製作がNHKエンタープライズとはいえ、商業映画であることは間違いのないところですが、来年の撮影には是非高校が協力してくださることを一OBとしてお願いします。



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